東京會舘 トークサロンスペシャル


対談 11月11日(月) 東京會舘にてみなさまにフルコースディナーをお召し上がりになっていただいた後、 鈴木治彦さんとの対談が行われました。
お話を引き出すのがお上手な治彦さんに乗せられて、誕生秘話(?)などもついポロリ。
「梅玉」の由来では、代数を間違えるという鷹揚さ。「あ、僕四代目か」「当たり前じゃないですか!」と 治彦さんに突っ込まれてしまいました。

羽裏にお父様がお描きになった3代目花子の絵を用いた貴重な羽織を披露し、しばし歌右衛門丈の 思い出話に花を咲かせました。
脱線しそうなときには夫人の厳しいチェックも入り、「仕えています」と恐妻家の一面も……。 (本当かどうかはご観劇の折、夫人に直接確かめてください)

上演中の「仮名手本忠臣蔵」では、最近体型が変化して、切腹のあと由良之助に足を延ばしてもらうまでが 苦しくなったという裏話も聞かれました。
「勘平をぜひ」という会場のお客様からのご要望に、松緑のおじさん(2世)に教わった大切なお役ですと しみじみ答えておりました。

役作りの難しさに話が及ぶと「『性根』とは役を演ずるにあたって、その役になりきることは当たり前。 その上で、歌舞伎の演技、『型』として表に出して、しかも役の立場を踏まえた自分の立場 …たとえば、 そのお芝居の主役は誰で、自分の役はど程度の位置なのかということを把握して、相手役の呼吸もわかって… ということを全部含めたものを『役の性根』というのだと思います。」
「『行儀よく』とは、舞台の上の自分の位置、上の役者さんたちへの礼儀や自分の役のバランスなどを すべて考えて勤めるということが、最近漸くわかってきました。」と歌舞伎の奥深さを改めて痛感しておりました。

最後は来年3月国立劇場で上演される新作歌舞伎への意欲を熱く語り、お開きとなりました。
  (来年3月は、休演の予定でしたが、国立劇場新作に出演いたします)



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