梅玉会新年会 (2)

1≪ 2 ≫3

オープニングは、フラメンコの小島章司さんとのコラボレーション、 そして対談です。

梅玉 今回の新年会の企画のときに、是非とも小島先生にフラメンコを是非踊っていただきたいという発案をいたしましたところ、うちの家内が余計なことを申しまして、どうせだったら一緒に躍らせてもらったらどう?と言うようなことを言い出しまして、これは大それたことだなと思いましたんですけれども、かねてから小島先生のステージを何度か拝見させていただいて、もう感銘を受けておりますので、このすばらしい芸術家と一緒に踊れたら、本当に幸せだなということで、ご無理をお願いして、今回こんなことになってしまいましたけれども。踊ってみて、やっぱりお邪魔だったなぁと、思います。向こうの客席で、先生の踊りを拝見しているのが、何よりも良かったと思いますけれども、でも本当に貴重な体験をさせていただきまして、ありがとうございました。 舞
小島 いえ。
梅玉 先生は、こういうコラボみたいなものは、今までにご経験がおありですか??
小島 そうですね、あんまりそういう体験はないんですけれども、フラメンコって、音楽が決まっている、数が、割と、長さが決まっているもんです。
梅玉 なるほど。今回もお聞きのような曲で、まったく、スペイン語ですし意味も分からなくて、先生にどういう意味の曲なんですかとお聞きしましたら、まぁそれはあんまりこだわらなくていいんじゃないのと、先生が仰いましたので、振付の藤間蘭黄さんとご相談いたしまして、あんまり曲のテーマですとか、そういうことは関係なく、日本舞踊のテクニックをこのスパニッシュ音楽に入れて、それで、先生のフラメンコに絡むと、そういうような形をとりたいと、蘭黄さんいお願いして、こういう形になりました。 でも、なんかこれではまりそうなので、今度は是非大きなステージでと、実は。。。。 今回は1月の公演期間中だったものですから、本当にもう先生とお打合せしたのは、このあいだ、21日1回だけで、先ほど5時から急遽、また音合わせをいたしましたりしたわけで、まったくの稽古不足だったんで、私もなんか消化しきれていないような感じがいたしました。改めて、このフラメンコの、先生の迫力というか、それにただただ圧倒されて、周りをうろうろしているだけで終わってしまいましたけれども、先生は、お幾つぐらいからこのフラメンコをお始めになったのですか?
小島 私はちょっと遅くてですね、もともとは高校に入ってから、オペラを歌いたくって、オペラのための声楽とかピアノとか、いろんな音楽をやってまして、で、大学に入って、モーツァルトのフィガロを全曲やることになって、歌は覚えたんですけど、いわゆるプレイをする、というか演技をするってことを今まで、それまで、ちょっと自分の中ではなかったもので、それで初めて自分の足りなさを感じて、大学に入った年に、当時「赤い靴」っていう、モイラ・シアラーから赤い靴を贈られたといういうあの先生(註1)のところにバレエを習いに行ったり、で、私の住んでいたところにフラメンコの先生がいらしたので、当時、そういうことでいろんなことを習い始めたというわけです。 対談

梅玉 バレエでなく、フラメンコの道を進まれるという、そのきっかけというか、それはやっぱりお好きだったからですか?
小島 そうですね、フラメンコの持つ、なぜか、こう、ヨーロッパではあるんですけれども、どこかその、オリエンタルというか、そういうような、踊っててもこう、地に入り込んでいくような、そういうものが、いわゆる白人中心主義的な、バレエとかオペラの世界と、どこか違う、そういうものにどこか惹かれたのではないかと思うのです。
梅玉 分かります。 今回、一緒にやらせていただいて、実は、皆さまご存知だとは思うんですけれども、バレエのゆり子さんや博先生(註2)たちとは何度か踊らせていただいているんですけれども、まったくやはりバレエと日本舞踊とでは、からだの使い方が違うんですけれども、なにかフラメンコの踊りと日本舞踊は、いま先生が仰ったように、何かこの、重心が下に下がってるような気がして、なんか通じるようなものがあって、音楽もまったく、ワケが分からないんですけれども、なんとんく、その、オリエンタルな感じがして、まったくのクラッシックの洋楽とは違うような気がして、割合とすんなり入っていくことが出来ました。また拍子も取りやすいですしねぇ。
小島 そうですか。
梅玉 はい。さっき二人で足踏みをするところも、最初音楽を聴いたときには、これはどんなふうになるかなと思いましたですけれども、やってみると意外とこう、日本舞踊の足拍子のまで入っていけるのが、すごく面白かったです。 先生、日本舞踊はもちろんなさってはいないですよね?
小島 そうですね、一度だけ、スペインにたつ前に、ヨーロッパ行くんだったら少しぐらいは、一曲ぐらいというのでうちの母が、黒田節を教えてくれました。
梅玉 おぉ!!(会場からもどよめき)
小島 ただ、それだけです。 向こうでそういうチャンス、機会があるかもわからないので、着物を着て、これを覚えなさいっていうことで。
梅玉 あぁ、なるほどねぇ。 先生の踊りを、たとえば、邦楽でやることは出来ますですか?
小島 あ、あの、私の、邦楽っていうよりも、あの、昔、[梅;三味線音楽]、三味線...随分、国立劇場の方に勧められまして、[梅;そうでしょう]三味線の音楽で踊ったらいいって、ことを。。。
梅玉 是非、お願いいたします。 本当にいつもこういう新しい試みを助けてくださるのは、振付の藤間蘭黄先生で、先生は、今回のこのフラメンコの振付を、とても乗って、面白い、いい勉強をさせてもらったと、仰ってくれております。ですから、またこういう機会がきっとあると思いますので、先生、またよろしくお願いいたします。 本当に今日は貴重な体験をさせていただきまして、ありがとうございました。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。


今回は小島先生のご好意で、カンテにアギラール・デ・ヘレスさん、ギターに矢木一好さんをお迎えして、贅沢なひとときを味あわせていただきました。次回は是非邦楽で...との、梅玉のおねだりは叶うのでしょうか?
蘭黄先生が舞のあいだ、後方で振りを映してくださっていましたが、梅玉の動きは微妙に違っていたような...(?)。
本人は「心のおもむくままに踊ったまで…。」などと申してりましたが、次の機会にはもっとお稽古の時間が取れるといいですね。


註1:谷桃子さん
谷桃子バレエ団主宰、(社)日本バレエ協会会長/全日本舞踊連合会理事
註2:今村博明さん、川口ゆり子さんご夫妻
梅玉ファンの方々にはおなじみ、バレエシャンブルウエストの主催者です

chambreouest 小島先生のHP "ESTUDIO KOJIMA" 教室や公演案内など、情報満載。

1≪ 2 ≫3
TOP / よこがお / ひとりごと / ぎゃらりぃ / すけじゅうる / ふぁん / らくがき
ご意見・ご感想などがございましたら、ご一報ください。
All content copyright baigyoku.com since 2002 無断転載を禁ず