ひとりごと 〜 11/07

本当に暑い7月でした。
節電で劇場の冷房も押さえているので舞台はとても暑く感じましたが、贅沢は言えません。
海老蔵君復帰で話題の多い7月興行でしたが、楽前日にお嬢さん誕生というお祝いもあってめでたい中で無事千穐楽を迎えました。

29日には「東日本大震災復興支援歌舞伎チャリティー公演」がございました。
役者は舞台に立つことでお役にたとうと、松竹株式会社と日本俳優協会の共催で実現いたしました。ご見物くださる方があってのチャリティーでございます。切符をお買い上げくださった皆さまに感謝申し上げます。ありがとうございました。今度は被災地で歌舞伎公演ができればと願っております。


7月の舞台は初役が二役ございました。
昼の部では、大佛先生の「楊貴妃」で玄宗皇帝でございましたが、中国が舞台の作品は「国姓爺」以来です。演出の齋藤雅文先生のお考えをよく伺った上で、亡父がいつも言っていたように、歌舞伎役者が演じるのですから歌舞伎で演じるようにいたしました。
夜の部は「吉例寿曽我」石段からのがんどう返し、せり上がってのだんまりと江戸歌舞伎らしい芝居です。工藤は座頭役でございますので、品位と大きさを大事に勤めさせていただきました。
部屋子の梅丸が喜瀬川役で、本公演で初めての花魁を勉強させていただきました。大人の中での、大人のお役に本人はうれしく緊張した一ヶ月だったようです。良いお役がいただけ幸せな子と思っておりますが、天狗にならずに感謝の気持ちを持って、謙虚に学んでほしいです。


8月は弟子たちの勉強の月となりました。
梅蔵は「音の会」で「車引き」の松王丸を、梅之と梅秋は「稚魚の会・歌舞伎会合同公演」で「寿曽我対面」の舞鶴と十郎をいたします。
7月公演楽日翌日より稽古が始まりましたが、大役に臆することなく、力一杯勤めてほしく思っております。
梅丸は「趣向の華」で鼓、竹本、後見の勉強をさせていただきます。先生方にお教えいただいたことをしっかりと発表してほしいです。
弟子たちにとって実りのある夏になる事を望んでおります。

弟子たちの勉強会の指導が終わると、子供歌舞伎体験教室が始まります。
21日が舞台での発表会となりますので、暑い中子供たちにまけずにがんばらねばと……、今から気合を入れております。

と云う訳で8月はほとんどお休みナシ、毎年の定期検査も予約を入れましたので、時間のあるときは家でごろごろの夏になると思います。


9月は新橋演舞場での秀山祭又五郎・歌昇襲名披露に出演、他に私の中学時代の友人が所属している「難民を助ける会」主催の東日本・ハイチ地震復興支援チャリティー公演に出演させて頂きます。9月7日7時より東京オペラシティコンサートホールにて「話芸・和芸」と題して、太鼓、落語とあり、私は「芝居の台詞と解説」を、梅丸が「雨の五郎」を踊ります。お時間ございましたらこちらのご見物もよろしくお願いいたします。インターネットで「難民を助ける会」で検索しメニューから(参加する)の"コンサート"で仔細がわかるはずとのことですのでよろしくご協力お願い申し上げます。


節電の夏、我が家では、廊下の電気をLEDに変えて窓を開けて風を入れて、冷房をなるたけ使わずに過しております。とはいえ、皆さまには熱中症にお気をつけて無理なさらずに良い夏をお過ごしくださいませ。




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※ 関連ページ(文中にリンクもはってあります)

特定非営利活動法人 難民を助ける会(認定NPO法人) http://www.aarjapan.gr.jp/
  「話芸・和芸」のページ http://www.aarjapan.gr.jp/join/event/2011/0907_653.html

「話芸・和芸」は、チケットぴあでも取扱っております。
http://ticket.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=1128086&rlsCd=001&lotRlsCd=
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