ひとりごと 〜 10/01

気がつけば鏡開きも過ぎ、芝居も中日になってしまいました。大変遅くなってしまいましたが小正月前ということで、明けましておめでとうございますとご挨拶させていただきます。本年もこのHPと舞台のご後援よろしくお願い申し上げます。


今月は序幕からではございませんが、昼夜続けてポンポンと3本の出演。お化粧、着替えと休む間無く続き、昼食が5時半過ぎとなります。1日3回食事をしないと気が済まないので、メタボにはよくないのではと思いつつ遅い夕食をいただいております。

さて今月の舞台ですが、「勧進帳」。夏雄さん(團十郎丈)が元気に弁慶を勤めていることが嬉しく、その弁慶の思いに負けない冨樫をと、心して勤めさせていただいております。玉太郎の太刀持は昨年勤めた梅丸の半分の大きさといった感じで、舞台稽古のときに少し心配したのですが、オードリーの春日のようにピンと背筋を伸ばすようにと注意いたしましたところ、初日より頑張っております。お行儀も良く可愛い太刀持になり安堵いたしましたが、楽日まで風邪などひかないようにしてがんばってほしく思っております。

「松浦の太鼓」─ 久しぶりの大高源吾でございますが、最近若い役に自然に入っていけるようになり楽しく勤めさせていただいております。大高源吾の胸に秘めた討入りへの思いが、ご見物にも伝わるようにと考えております。新歌舞伎といっても古典となりつつある作品、今の歌舞伎座で終わること無く、新しい歌舞伎座でも上演されるように願っております。

「春の寿」─ 京屋のおじさんが出演と楽しみにいたしておりましたが、12月末より体調を崩され休演されております。おじさんの出演を祝う踊りだったので残念でございますが、一日も早いご回復を祈って勤めさせていただいております。ちなみに代役は魁春がいたしております。


昨年12月は梅丸が1日熱をだし、新型インフルエンザではと心配いたしましたが、普通の風邪で1日点滴しただけで治り、舞台も休むこと無く安堵いたしました。声もだんだんと出るようになり、声変わりも少し落ち着いてきたようです。家庭教師の先生も優しい先生だったようで、帰京してからもメールで解らないところを聞いているとのことで、少しは成績アップになったのではと家内は期待しているようですが……!?
12月の私の役について前回に書いたとおり、2役ともに気分よく勤めさせていただきました。

お鍋のことを書きましたが、しゃぶしゃぶを書くのを忘れておりました。祇園街の梅の家さん、顔見世に出演するとき時はこちらに荷物を預け、挨拶回りも梅の家さんから始めておりますが、お店の方はカウンター席もあり1人で行っても大丈夫ですし、お値段も手頃でしかもお肉は美味しいです。祇園辰巳神社の近くで、花見小路を四条上がって白川通橋本を西に入って南側すぐです。入口が小さいのでお見逃しないように。ちなみに2階はカラオケもできるスナックで時には私も寄って歌っています。
今回は市子姉さんに小言を言われることも無く、平和に京都を楽しんでまいりました。京都南座で師走を過ごすと本当に1年の終わりと実感いたします。楽日に舞台が終わったその足で帰宅。市子姉さんより新幹線の中でと届けられたお弁当を東京に戻ってからいただきました。何時もお心使い感謝です。


翌27日より29日まで正月公演の稽古、30日には染五郎君から今回も頼まれ「源氏店」の舞台稽古を見にまいりました。初演時より硬さが取れてきており、仁はあっているので持ち役になること請け合いです。とはいえ、こちらもまだまだ与三郎は勤めたく思っておりますが。


大晦日は例年通り、青山墓地にお参りし、麹町金光教会に1年のお礼に伺い、その後かみさんの掃除の邪魔にならによう少し銀ブラをして帰宅、夜はテレビを見て過ごしました。
元旦。近頃だんだんと年始に伺うお家が減り、楽なような寂しいような気がいたしました。そして2日の初日、今の歌舞伎座最後のお正月公演。この歌舞伎座のことはしっかりと胸に刻まれておりますが、お客さま方の思い出となるよう毎日の舞台を大切に心して勤めさせていただいております。


残り今月を含めあと4ヶ月。そのすべての月に出演させていただく事になりました。歌舞伎座にご見物お待ちいたしております。また、歌舞伎座建替え中も出演劇場にお運びいただきたくお願い申し上げます。
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