ひとりごと 〜 09/04

桜前線も北に上がりましたが、今年は開花してから、冬に逆戻りしたので例年より長く花を楽しむことができました。

3月31日。父の命日の青山墓地。
この数年は満開でしたが、今年は父の墓所脇の早咲きの桜だけが満開で、あとは二部咲きでした。
4月に入ってから自宅近くの隅田川の桜を楽しみ、京都に参りました。行く前、3月の予報ではもう散ったあとの京都と思っておりましたが、山の方はまだ1〜2部咲きで、街なかでは満開の桜を楽しむことができました。
上賀茂神社の斉王桜を初めて観ることができました。紅枝垂れの美しい桜で優雅な雰囲気が感じられました。その隣にある、孝明天皇がお植えになったという白い桜は、何か神々しい雰囲気で圧倒されました。紅白の大木の桜が並んでいてその美しさにしばらく見惚れてしまいました。
ホテルへ向う道では満開の加茂川沿いの桜並木を、夜には白川沿いの桜並木を楽しみました。翌日には哲学の小道の桜の中を歩き、平安神宮の紅枝垂桜も堪能いたしました。
夕方に都をどりを拝見しましたが、小富美姉さんが登場しただけで醸し出すオーラはまさに桜のごとく、今年もまた学ばせていただきました。
帰りに八坂神社をお参りし、枝垂れ桜を観に寄りましたが、こちらは少しまだ早かったようですし、だいぶ痛んできているように感じられ残念に思えました。大事にしてほしく思っております。
今年は京都中心に桜を沢山見ることができ、4月のお休みも悪くないなと思った次第でございます。


3月の芝居 ─「元禄忠臣蔵」の浅野内匠頭は自分の中で、好きなお役です。義経と同じで主役ではありませんが、話の中心というか、その人があって物語が進むというお役かと思います。その人のために義士が命を捧げるのですから、それを見ている方が当然と思えるようでなくてはなりません。そのように見ていただけたか不安ではありますが、回数を重ねるごとに自然に想いを出せるようになったように感じております。これからも、このお役は私の持ち役としていきたく思っております。
夜の部では初役として仙石伯耆守をさせていただきましたが、こちらは捌役で、気分の良いお役でした。
前回にも申し上げましたが、実際の討入りが芝居の中になく、ここでそれを語らせるのですからお客さまにもその様子が見えるようにと、また内蔵之助を通して浅野内匠頭の無念が伝わるよう、出しゃばらずにそれでいて引っ込み過ぎずにと、勤めさせていただきました。
梅丸も楽近くには、台詞も板に付いてきたようですが、毎日のように怒られたのは部屋子になって初めてのことでした。怒られることがふえてくると思いますが、それを超えて初めて役者の道が開けるのですから、中学生になったこれからが正念場だと思っております。

今月は俳優祭、NHKの「黒塚」とあり、その稽古,準備がございますので、休みの後半は忙しくなると思います。
「黒塚」は前に猿之助さんのときに阿闍梨を勤めておりますが、よくできた作品で、また機会があったら勤めたく思っておりましたので、今回も楽しみにいたしております。私以外は舞踊家の方なので踊りの要素が強くなるかとも思いますが、私なりの阿闍梨を勤めさせていただきます。
俳優祭は今回も担当理事として売場の責任者ですが、皆さんが頑張ってくれておりますので纏め役としての仕事をさせていただいております。お出かけいただける方々は、舞台もですが、今の歌舞伎座最後のロビーでの模擬店もお楽しみいただき、沢山のお買物よろしくお願い申し上げます。


東京新聞のコラムが始まりました。普段使っている漢字が新聞では使えなかったりし、字数合わせに苦労いたしております。芝居の題名、用語はルビを振っていただくことにいたしましたが、「様」や「勿論」は平仮名でと言われびっくりいたしました。2年間なんとか続けられればと思っておりますが、「ひとりごと」同様に、ご後援のほど程お願いいたします。
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