ひとりごと 〜 08/09

涼しい秋となり……とはいかず、暑さでふぅふぅいいながらの巡業が始まりました。
初日は8月31日川口からで、始めの2日間は自宅通いでございましたが、梅玉会の方も大勢ご見物くださりありがとうございました。お客様の入りも良く上々の滑り出しでございました。
前回のこのメンバーでの巡業の折りは、ハードスケジュールで長唄さんや大道具さんが体調を崩されて、東京に帰る方もいらして大変な旅だったと記憶しております。今回は反対に移動日,休演日が結構あるので、毎日のリズムが取り難く、これも調子を崩しやすいので、休みの日の過ごし方に気をつけねばなりません。とはいえ、何も無い日は半分ホテルで寝ております。

「勧進帳」─ 高麗屋の弁慶では何度も富樫をいたしておりますし、魁春の義経でございますので、何回もこのコーナーで書かせていただいてること以外は書くことが考えつきません。慣れが出ないよう品位を崩さず勤めさせていただきます。
一年に一回の歌舞伎公演を楽しみにお出ましのお客様が、満足いただける舞台となるように一日一日大事に勤めてまいります。

台風が、この夏は一つも上陸しなかったとか。秋の台風シーズンが心配ですが、恙無く千穐楽を迎えられますよう祈っております。またこの夏は台風ではなく、豪雨による水害が各地でございました。被害にあわれた皆様にお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧をお祈りいたしております。


子供歌舞伎体験教室は、今年は申込みも多く、一組増え4組の「対面」となりました。
毎年思うことですが、5日間のお稽古でよく舞台が勤められるようになると感心いたします。稽古に入ってから、大名役のお嬢さんが病気休演となり、梅丸が2日間の稽古で代役をさせていただきました。長袴が穿けて本人は嬉しかったようですが、休演のお嬢さんのご快復をお祈りいたしております。

稚魚の会・歌舞伎会合同公演の「番町皿屋敷」は皆さんしっかりしておられましたが、ともすると新劇風に、また反対に大時代になりやすく、あくまでも歌舞伎として演じるように指導をいたしました。日毎に成果が現れるのには驚かされ、本番には素晴らしい「番町皿屋敷」に仕上がっておりました。
初日から3日目まで見て夏休みを取らせてもらい、夏の終わりといっても暑かったので、涼しい清里に参りました。舩木さんご夫妻とは7月の甲府公演のときにお会いしましたが、久しぶりの清里の風と美味しいものを満喫いたしました。
畑から取立てのレタスや白菜、そして生まれて初めてトウモロコシを生で食べました。品種によるとのことでございますが取ったその日なら大丈夫だそうです。甘く大変美味しく、むさぼるようにいただいてしまいました。来年もぜひ食べてみたいものです。
滞在のあいだ、夜に暖房を入れた日がございます。東京では信じられないことでしたが、4日間の休暇で東京に戻りましたら、かえって暑さが堪えました。


短い「ひとりごと」となりましたが、残暑厳しき折り、お大切にお過ごしください。
巡業は、お近くに参りました折りには、そして10月は国立劇場にお出かけくださいませ。
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