ひとりごと 〜 08/08

梅雨らしい日があったでしょうか?
スコールのような雨が多く、しとしとと降り続く、そんな梅雨模様の日は巡業のあいだありませんでした。これも温暖化のせいでしょうか?
何もできませんがせめて帰宅してからは、なるたけ窓を開けて冷房をつけずに過ごすように、入れるときも温度を高めにしております。

さて巡業ですが、日程が比較的に楽な旅でした。移動日もきちっと取ってあり、若い人たちは観光もしていたようですが、私は休めるときは、休むようにいたしておりました。お陰さまで体調を崩すことなく、千穐楽を迎えさせていただきました。
昨年とほぼ同じメンバーでしたので、チームワークも良く和やかな一座でした。新錦之助さんもすっかり名前に馴染まれたように感じられました。
「口上」では、昨年と同じに、松江のお披露目もさせていただきました。
「神田祭り」では、梅蔵が立師をさせていただきました。
初日明けてからも、私も注文を出しましたが、本人も客席から見て研究をしたようです。というわけで、初日と楽では多少の変化がございました。もっともっと勉強して、良い立師になってほしく思っております。
梅蔵は「毛谷村」で斧右衛門もさせていただき、良い勉強の旅でございました。梅丸のいない旅だったので、自分のことに集中できたと思います。私は切に気持ち良く踊らせていただきました。

この巡業中に梅蔵始め弟子三人の誕生日があり、皆さんに祝っていただいたようで、ありがたいことでございます。


31日は梅丸が日本橋劇場での宗家主催の「趣向の華の会」に出演させていただくのと、千穐楽が重なりました。だれも付いてくれる人がいないので本人は不安だったようですが、皆さんに良くしていただき、嬉しい一日だったそうです。
「道成寺」の演奏には鼓で、梅若六郎先生、染五郎さん、新吾君(弥十郎丈ご子息)の横に並ばせていただいたとのことでした。
このために佐太郎先生に稽古日以外にも特訓していただき、当日には傳次郎さんから素晴らしい鼓を拝借し、なんとか無事に勤めたとのことでした。
見に行った家内の話しですと、周りの方の倍の大きさの裃を着て、やたら大きい鼓を持っているように見えたとのことで、「大きくなったといってもまだ子供なのね」と申しておりました。
袴芝居では殺される役を、喜んで演じたようです。このお稽古もお兄さん達に混じって、何回もしていただき良い勉強になったと思います。

8月2日には亀井先生佐太郎さんご夫妻の「囃子の会」に出演させていただきました。
歌舞伎からは、富十郎兄さん、吉右衛門さん、玉三郎さん方が出演なさり、お能からは観世清和さん、梅若六郎さん、観世銕之丞さん、宝生閑さんと層々たる出演者でございました。
私は「鶴亀」を佐太郎先生に御指導いただいている、梅枝、萬太郎兄弟の鶴亀に梅丸の従者で皇帝を踊らせていただきました。
普段、当日に舞台稽古などはしないのですが、歌舞伎座の舞台の上に能舞台を作りそこで踊るということでしたので立ち位置などのこともあり、開演前にいたしました。
梅丸が始めて大口(勧進帳の弁慶や、土蜘の頼光などが穿いている袴)を着付けての踊りでもございましたので、衣裳だけ付けていたしましたが、能舞台が置かれたことで、何か普段の歌舞伎座と違った雰囲気に感じられました。
本番では弟子にあたる若い人たちがお行儀良く、恙無く踊ること事ができ、佐太郎先生もお喜びくださったことと思います。
梅丸はこの踊りのお稽古も藤間宗家に特別にしていただき、本当にありがたいことです。


舞台が終わり、子供歌舞伎体験教室も始まり、稚魚の会歌舞伎会合同公演の稽古にも入りました。本当に暑い中、子供達も、お弟子さん達も真剣なので指導を始めると、私にとっても楽しい時間となるのですが、涼しいところにも行きたい気持ちになっております。
本当に暑い日が続いておりますが、皆さまも暑気あたりにご注意なさいますように。

秋からのお芝居お出ましお待ちいたしております。
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