ひとりごと 〜 08/07

博多座も無事千穐楽を迎え、巡業がスタートいたしました。
3日間は東京近郊で、自宅通い。明日3日に秋田小坂町に入り、康楽館での公演より本格的な巡業となります。康楽館は外見は西洋風の木造建築、中は桟敷席の日本風と、そのアンバランスがまた素敵な劇場です。

昨年秋に続き錦之助君の襲名披露の巡業ですので、メンバーもほぼ変わらず、アットホームな一座となっております。

口上は座頭として始めにご挨拶させていただきますが、一座の和やかな雰囲気と共に、お祝いの気持が伝わればと思っております。

「神田祭」は粋な江戸の鳶頭を、若い者や獅子舞との絡みも華やかに、楽しく踊らせていただきます。こういう江戸の粋な踊りをするとき、思い出すのは藤間藤子先生。内から出てくる雰囲気、姿形、すべてが粋でいなせで、かっこ良く、それはそれは素敵でした。教えを受けた藤子先生のかっこ良さに少しでも近づくよう、一ト月踊ってまいります。

今回は移動日がしっかりとってありますが、暑さに向かう巡業。体調には注意して、移動も少しでも楽できるようにと時刻表を見て研究しております。打出しまで出ておりますので、お弟子さん達の荷造りも大変かと思いますが、恙無く千穐楽を迎えたいと思っております。


6月の博多座。
博多も土砂降りの日がありましたが、南九州のように浸水するようなことはありませんでした。大雨でも大勢様のご見物があり、嬉しい限りでございます。

初役での工藤。まだまだ研究の余地はございますが、気持ち良く勤めさせていただきました。

桜丸 ─ こちらは何度も勤めさせていただいてるお役でございますが、若い頃に梅幸おじさんに言われたことがこの歳になって本当に理解できます。
また若い頃は何か演じていて照れくさいことがございましたが、最近はすんなりと照れずに入っていくことができるようになりましたので、少しは桜丸らしくなったのではと思っております。


九州のお客様、また遠路博多までお越しくださったお客様、ありがとうございました。
今回「韃靼」が夜の部であり、紀尾井町のおじさん(先々代松禄丈)がなさった初演に拝見して好きな作品ですので、初日、自分の出演後に客席で拝見いたしました。
あの踊りを一ト月踊る音羽屋さんの元気さに脱帽。やはり良くできた作品と、楽しく見させていただきました。


今回は途中で奥歯が痛み、新しいお店を開拓することはありませんでしたが、有明の珍しい貝なども食することができました。
腫れることはありませんでしたが、帰京後に歯医者さんに参りましたら、抜かれてしまいました。巡業も無事出発できることとなりほっとしました。


28日に、雨も降らず、母の五十年祭の墓前祭を無事させていただきました。"雨男"返上になったのではと思っております。
私たち兄弟は、伏せっている母の記憶の方が強いのですが、母を覚えている方々がお集まりくださり、食事会のときに元気な頃の母の話も聞くことができました。父が母を大切に思っていたことを改めて感じた一日でございました。


暑い夏、皆さまもお大切にお過ごしください。巡業でお近くに参りましたときには、ぜひ劇場までお運びくださいませ。
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