ひとりごと 〜 08/03

花粉が飛び交う季節となりましたが、皆さまは如何お過ごしでしょうか?何年か前、少々くしゃみが出て、鼻がむずむずとしたことがございましたが、今年は今のところ無事過ごしております。花粉症の方は暫くは、御大切にお過ごしください。


2月の舞台も無事終わりました。
「小野道風青柳硯」はなんとも不思議な設定の荒唐無稽なお話となってはおりますが、そこが歌舞伎といった一幕になったようで、御評判もいただきホッといたしました。大工上がりの雅人、公家姿での相撲の立回り、楽しんで演じさせていただきました。

「熊谷陣屋」は途中、神谷町の兄さんが体調を崩されて、急に栄ちゃん(福助丈)に代わりましたが、昨年9月に演ってらしたばかりなので無事に、そしてなかなか結構な相模でした。
私の方は何度も演じている役ですので、慣れが出ぬよう心して勤めさせていただきました。慣れることは必要でもありますが、それが表に出てしまうと芝居が軽く薄っぺらになってしまうことがございます。父からそのことをよく注意されておりましたが、この歳になって、その怖さもわかるようになりました。
とはいえ、義経は私のライフワークともいえるお役にしたいと思っております。


梅丸は前からやりかった役とのことで嬉しくて仕方なかったようです。
豊之助先生には本当に良く見ていただき、仕込んでいただきありがたいことでございました。
私も総ざらい、舞台稽古と見て、気の付いたことを注意はいたしましたが、普段から梅丸を怒ることはしないことにいたしております。その代わりに家内から中日頃に楽屋での態度や、舞台上でのことなどで雷を落とされていたようです。そうやって、少しずつ芸の修行の道を覚えてほしく思っております。
錦政くんとは同じ歳なのですが、梅丸は丁度背が伸びる時期のようで、初日と楽では身長差が開いてしまったようでございました。
兎に角も、二人とも病気もせず恙無く踊ることができ、ほっといたしております。本人より、後見や着替えの手伝いをした兄弟子や、私の付人村上さんの方が、疲れてしまったようで、千穐楽を迎え皆も安堵しています。


今月は昼の部の「春の寿」で「萬歳」を。
元禄の色若衆の形で萬歳を踊るので、それなりの色気と艶やかさがあって、品を崩さず軽妙な踊りをと思っております。

これ一本で今月は放免されております。
のんびりと、銀ブラなどして家まで歩いて帰ることもあります。月末の舞踊会「三津緒の会」の稽古、子供の頃からお世話になっている皮膚科の先生が今月一杯でおやめになるので、お薬をいただきに行って、診ていただいたりしております。

今月28日には板東三津緒舞踊会で「珠取り」の房前大臣を踊ります。その翌日には名古屋に行き、染五郎さんの「源太勘当」と「源氏店」の稽古に立ち会います。1日の初日を見たあとに、奥さん孝行を実行に移すことといたしました。帰宅後は、休み恒例のメディカルチェックをして、その後は暫しのんびりといたすつもりです。桜前線を追いかけるなんていうのもいいかな...、などとも思っているのですが………。如何なりますでしょうか?


5月は團菊祭に出演いたします。爽やかな初夏の芝居をお楽しみください。
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