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菊薫る秋の日に、亡父歌右衛門に親孝行をすることができました。これも偏に皆様のご後援のお陰と感謝申し上げます。 亡父は、役者は60歳からが本当の修業と言っておりましたが、私もその歳となりこの章を頂戴いたしたことを励みに、また芸の道にこれで良いということは無いのですからこの受章を出発点として、始めの一歩から勉強してまいる所存でございます。 芸域を広げることも大事ですが、記者会見でも申しましたが、幾つになっても前髪が似合う役者でありたいと思っております。 16日に伝達式がございますが、その時間に丁度「種蒔三番叟」を舞っております。午後の皇居には行かせていただきたく思っております。 今後とも一日一日の舞台を大切にして勤めてまいりますので、御指導御後援の程よろしくお願い申し上げます。 |