ひとりごと 〜 07/06

梅雨入りも間近と存じますが、今月も引き続き歌舞伎座に出演でございます。
5月の30日早稲田の逍遥祭で「父歌右衛門の淀君」と題しての講演をいたしました。その際、父が平成6年に入院しその退院後の最初の舞台が「沓手鳥城落月」糧倉でしたが、私は「3日位しか出ませんでした。」と申してしまいましたが……、間違いでした。25日間のうち19日出演、6日の休演でした。まあ、こんな間違いはよくありますので私自身はあまり気にはしていないのですが、この場で、訂正させていただきます。
麻疹の休校明けとのことで、どなたもいらっしゃらないのでは…、と思っておりましたが、学生さんよりも元学生さんの方が多くは感じましたが、大勢様のご来場ありがとうございました。あとの「糧倉」上映を楽しみの方も多かったと存じます。私も見たかったのですが、6月公演の稽古のため残念でございました。

先月の團菊祭、如何でしたでしょうか?
出番の間に自宅に戻るのが、2月から4ヶ月間続きました。
「勧進帳」の義経は久しぶりでございましたが、今年に入って2度目の「勧進帳」、そして2度目の義経役でございました。御大将の心は変わりませんが、同じ落ち行く義経であっても、時代物の義経と松羽目物歌舞伎十八番の義経では気持ちの持ち方と云いますか、表現の方法は違ってまいります。その違いを自分では分ってきたつもりでございますが、お客様の目にはどのように写っているのか……。まだまだ勉強でございます。
「め組の喧嘩」─ お蔭様で梯子から落ちることもなく、また菊五郎劇団のチームプレーの芝居を壊さずに25日間勤めさせていただきました。音羽屋さんと成田屋さんの喧嘩を止めに入る格が必要でございましたが、気分の良いお役で、楽しく一ヶ月が過ぎました。

今日、6月の初日を無事開けさせていただきました。
齋ちゃん、元気にご挨拶ができました。高麗屋さんもお孫さんと手を繋いで、舞台に出ている時はすっかりおじいちゃんになっておられるのが、微笑ましく感じました。一ト月、本人よりおじいちゃんおばあちゃん(怒られるかな?)、お父さんお母さんと周りの方が気を使い、疲れるのではと思いますが、初御目見得の舞台を恙無く勤められますことを祈っております。
「妹背山」─ 久我之助を「小松原」「吉野川」と久しぶりに勤めさせていただいております。高麗屋さんの大判事とは何度かさせていただいておりますが、今回の大判事は失礼ながら大変結構で、演じていて息子に対する情を感じます。実際の年の差はそんなにないのですが、素直に親と思えることができ、私自身が無理せずに演じることができるので、有難く思っております。高麗屋さんも私も、そして魁春も、散々父に叱られた作品でございますので、それぞれがその時のことを思い出しながら、尚且つ山城屋の兄さんの定高に合わせて、と申しましても私自身はご一緒するところはないのですが、演じております。
梅幸おじさんに教えていただいた私の好きなお役の一つでございますので、心して大切に勤めて参る所存でございます。おじさんにも「切腹してからが辛いよ」とよく言われましたが、実際に判官や桜丸より長いので本当にしんどいです。若い時より体重が増えたせいかもしれませんが…。私が言うのもなんですが、魁春の雛鳥もかわいらしく、やっぱり赤姫が似合う役者だと思いました。
7月から2ヶ月お休みにもなりますので、皆さまのご見物お願い申し上げます。


次回は清里の事を書かせて頂きます。私お勧めの清里グルメスポットなどもと思っておりますので、お楽しみに………!?
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