ひとりごと 〜 04/04 (2)

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23日より5月の踊りの稽古、俳優祭の準備に入りました。
俳優祭 ─ お陰様で担当いたしました画廊では、出品作品すべてお買い上げいただき、売切れとなり ました。ありがとうございました。全体の成績もこれから集計となりますが、売上げは良かったよう で、責任者としてほっといたしました。

5月、歌舞伎座 ─ 海老蔵襲名興行となります。小さく纏まるのではなく、天衣無縫な性格が舞台の 上で良い意味で出て豪快な十八番役者に、そして細やかな一面を活かした役など幅広く活躍し、大き く羽ばたいていってほしいと思っております。
さて、私のお役ですが、「四季三葉草」─ 襲名狂言の幕開きでおめでたい作品ですが、普段の三番 叟とちがって、清元となっておりますので、翁の格を持って踊るのは勿論でございますが、曲の持つ 色気が出なくてはいけないと存じます。歌舞伎舞踊の華やかさと「三葉草」ともじっている題のごと くはんなりとした雰囲気が出ればと思っております。
「紅葉狩り」─ この作品は市川家の新歌舞伎十八番ですので、今回の興行の演目として選ばれた作 品でございます。今までに京屋のおじさん、鴈治郎兄さん、玉三郎さんそして一日だけですが、團十 郎さんの更科姫(鬼女)で、維茂を務めています。初舞台の年に山神を父の更科姫、白鳳のおじさん の維茂で務めました。その折、維茂を揺り起こす時におじさんの背中の大きさにびっくりした思い出 がございます。その後何度か従者を務めておりますが、毎日のように怒られた思い出しかございませ ん。父の更科姫の後見も何度かいたしましたが、今になって思えば良い勉強になったと思っておりま す。菊五郎さんの更科姫とは、今回が初めてでございますが、父と共演なさった先輩の皆様の維茂を もう一度思い出して、心新たに務めたく思っております。役作りといたしましては、前半は武将とし ての格と、風雅を好むやわらかさが必要です。後半は、鬼に負けない強さを出せればと思っておりま す。踊っている時より眠っている間が大変で、動かずに、品よく、形良く。弱さが出てはいけません し、あまり力強い感じが出てもいけませんので、一番気を使うところです。
「口上」─ お祝いの気持ちを申し上げるつもりです。市川宗家の口上は「にらみ」がありますので、 お楽しみください。 今回は少し長めになったかと思います。

5月公演が終わりますと、すぐに博多座、そして巡業と続きます。身体に気を付けて毎月の舞台を務 めてまいりたいと思っております。
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