ひとりごと 〜 04/02

今月も千秋楽を無事、迎えさせていただきました。寒暖の差が激しい一ト月、昼の部1番狂言 15分で終わってし まい、早く緊張が解けて、かえって体調を崩さないよう気を使いました。
その短い作品「市原野だんまり」− 風情だけの作品、ストーリーがあるようで、ないような…。こういった作品 は他の演劇では見られない、歌舞伎独特のものだと思います。この作品は、上手にお堂・松ノ木がある古風なだん まりの装置と違い、すすきの中でのだんまりとなります。風雅な感じで、なよっとしているようでいて、武術すぐ れたお公家さん…。他の方たちとの対比も、だんまりの面白さですが、如何でしたでしょうか?
朝の15分、支度のほうが時間がかかったくらいですが、久しぶりの歌舞伎座の舞台でしたので、気分良く務めさせ ていただきました。
午後からは自由な身、一日牧阿佐美バレエ団の「ピンク・フロイド・バレエ」を観に参りました。ローラン・プティ振付けのロックバレエ、ストリート・ダンサーも参加しての作品でした。もっとバレエのテクニックを使った方が レエダンサーの踊る意味があるのではと思ったりもしましたが、昔、好きだった「ピンク・フロイド」の曲という こともあり楽しく拝見いたしました。終演後、同級生がやっているお店に食事に行き、楽しいおしゃべりと美味し い食事をいただきました。学生時代の友人って本当に良いものですね。

さて3月の舞台ですが、今度の出番は、夜の部の最後です。そうかといって昼間空いていても、そうはのんびり出来 ません。一日の出番が終わったあとは、気分も解放されるのですが、前となるといくら時間があっても、やはり束 縛されている気分なのでしょうか? 映画など見ていても、何となく集中できず、無駄に時を過ごしているような気 分になるのです。
来月の昼はどう過ごしましょうか? 4月末の俳優祭の実行委員になっておりますので、その用事も結構入ると思い ますが、何か有意義なことでもしたく思っております…。
3月のお役でございますが、弥助 −「すし屋」の手代として匿われていても、平家の公達の雰囲気が滲み出るよう に演じなくてはなりません。平維盛に戻る時も扮装が変わるわけではありませんから、一番難しい所です。その後 は、弥助のなりでいながら二人の女性に思われる色気と、本当の意味での平家の公達としての品格を持ち続けなけ ればいけません。今回は、松島屋さんの権太ですので、演出も関西風になると思いますが、私自身の務め方は前回 させていただいた時と、そう変わらずにさせていただくつもりでございます。

4月は琴平金丸座で、出ずっぱりの昼夜4役。5月は歌舞伎座で海老蔵襲名興行。6月博多座、7月巡業と8月まで休み なしで続きます。皆様のご見物、よろしくお願いいたします。

今月は短めで失礼いたします!
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