ひとりごと 〜 03/12 (2)
さて1月の松竹座でございますが…、大変なことがおきました。11月に体調を崩された天王寺屋の兄さんが、
寒い季節は大事を取られるとのことで休演が決まりました。そのため配役の変更がございました。なんと! 私が
「人間万事金世中」の勢左衛門を演じることとなりました。11月末に会社からお話がありましたときは、その時点で
柄ではないとお断りいたしたのですが、演目を変えることができないため、衣裳、鬘、演出すべて変えて、新しい
梅玉の勢左衛門を作って良いから演ってほしいと再三のお話で……、引き受けることといたしました。
前回ご覧の方には違った感じに映ると存じますが、私なりの「人間万事金世中」を松竹顧問廣田さんと、演出等
相談しながら作ることといたしました。もちろん、衣裳鬘も兄さんとはちがえて、私のイメージは大事に
しながらも、違った勢左衛門を作ってみるつもりでおりますので、まぁ、ご覧いただければと存じます。
それ以外のお役でございますが、同じ夜の部「俄獅子」 前の幕の勢左衛門とは変わって粋ないなせな鳶頭。
お正月らしくめでたく舞わせていただきます。
昼の部「土蜘蛛」は新古演劇十種で、能からの舞踊劇でございます。前回のシテは新松緑さんで今回は播磨屋さん
ですが、こちらの演じ方は変わりません。頼光は動きの無いお役でございますが、大将の品格を崩さず心新たに
務める所存でございます。
「里見八犬伝」は初役でございます。ストーリーというより、歌舞伎の立回りの様式美、大仕掛けの大道具を
お楽しみいただければと存じます。歌舞伎らしい一幕になればと思っております。
お正月は以上4役でございます。
今年一年、御観劇、そしてホームページをご覧頂き有難うございました。
新しい年が皆様にとって良いお年となりますよう、お祈りいたしております。
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