ひとりごと 〜 03/05 (1)

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気が付いたら、国立公演の稽古日が明日になっておりました。
ひたすら寝ることに費やした休暇だったかな…!
相変わらず、何することもなく過ごしました。身体が芝居サイクルに戻るのに 2,3日かかるので、 明日から気を引き締めて稽古です。国立への皆さまのご見物、よろしくお願い申し上げます。
さて、お約束のとおり初夏のスケッチ(?)をお届けいたしますが、あまり緑の中を歩きませんでしたので 爽やかな風の様子は……、伝わらないと思います。


◆ 古都の旅スケッチ2003 ◆


緑の美しい季節に古都を散策…?
9ヶ月ぶりのお休み。とにかくのんびりした休暇にと思っておりましたが、 薬師寺さんの玄奘三蔵会大祭に出演のため、5月初めに古都奈良にまいりました。
故高田好胤先生に「一度、玄奘三蔵法師を」とおしゃっていただいてから何年たったでしょうか? やっとお約束が果たせることとなり、嬉しさと、緊張の気持ちで出かけました。

≪4月30日≫
相変わらず一日のリズムがずれていて遅めの朝食。
午後の新幹線で京都に参り、都踊りの最終日、最終回を拝見いたしました。
都踊りを拝見いたしたのは40年ぶり…、いやもっと経つでしょうか。 「ヨイヤサー」と始まる都踊り、そして井上流の独特の踊り − 楽しく拝見させていただきました。 小富美姉さんの出演の日ではなく拝見できなかったことは残念でしたが、 知り合いの芸奴さんたちが踊り・地方(じかた)・お囃子と務めておられたので、 見ている方も緊張いたしました。眠ったりしたら、あとで大変 !!!
その後、大阪に出て魁春と合流し、父の代からのお客様の奥様のお悔やみに参りました。
4月興業中に急のご逝去の知らせをいただき、びっくりいたしました。 3月末の父の二年祭にいらしてくださったのにと、いまだ信じられずにおります。
魁春はその足で東京に戻り、5月は歌舞伎座出演です。私たちは難波に出て、近鉄で奈良に入りました。 奈良ホテルには子供のころ、父と泊まった思い出がございます。その後 巡業の途中、 東大寺大仏殿の前で「妹背山」の道行きを父、魁春と三人で踊るために泊まって以来かと思います。
相変わらず遅く(朝早く?)に就寝……

≪5月1日≫
昨日の寒さはどこに、初夏の日差しと青い空の中、9時半に朝食。 部屋に戻って、また寝てしまいました。
爽やかな気分でお昼過ぎに起き、遅めの昼食。3時半に薬師寺の村上太胤副執事長が迎えに来てくださり、 弟子の梅之(この日東京から到着)も一緒に天理大学に。(天理教のご本部にも行かせていただきましたが、 その大きさとご信者の皆さまに圧倒されました)
さて共演する雅楽部の学生さんたちですが、良い意味で宗教を学ばれ、身に就けておられるように 感じられました。朝夕にはお参りなさっておられるとのことでしたが、礼儀正しさ、雅楽・伎楽に 打ち込む姿勢には、私自身も教えられ感心いたしました。
稽古は、ずっとお稽古をしておられた中に入るのですから、普段より緊張したようにも思えます。 雅楽の響きが普段のお三味線とは違い、また声明(しょうみょう)がなんとも不思議な世界を作り出しているように 感じられましたが、この日は動きを覚えるのに一杯で、それを楽しむまでにはなりませんでした。
稽古後、村上夫人、そのご友人、家内も合流して、声明を読み上げる智奘さんも一緒に夜の二月堂に。 何度か二月堂はお参りさせていただいておりますが、夜は初めてです。奈良の町の夜景は勿論のこと、 二月堂にも灯篭に火が入り、厳かな気分となりました。偶然、村上副執事長のお知り合いの東大寺の方に お会いし、ご説明と普通では拝見できない良弁椿(杉ではなく)などもご案内いただきました。
その後、奈良の古いたたずまいを残す町家にご案内いただき、芝居好きな女将のいるお店で お豆腐料理をご馳走になりました。次から次にとバラエティーのとんだ豆腐料理が出て、 お豆腐好きの私といたしましては最高のご馳走でございました。奈良にもこんなすてきな、おいしいお店があるのかと 感激いたしました。皆様も奈良にいらっしゃることがございましたらぜひ、お立ち寄りください。
ホテルに戻り、台本をチェック。動きの確認。
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