ひとりごと 〜 02/12 (2)

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回想 〜 平成14年(1月〜8月)

次回からは、前の月の芝居のことなどから書かせていただこうと思っておりますが、今年もあとわずか。 そしてこのページの更新も年が明けて暫く経ってからになりますので、今回は今年一年のこと、そして 来年、平成15年の抱負などをお話申し上げたいと思います。

平成14年1月は歌舞伎座の「鞘当」と「吉野川」から始まりました。
「鞘当」は初役でしたが、「吉野川」の久我之助は何度も務めており、梅幸おじさんに教えていただいた 好きなお役の一つです。初演の頃は、父大判事が白鸚おじさん、松緑おじさんなど親子の年の差がありましたが、 最近は年齢の差がなく、なんと今回の定高は年下となってしまいました。息子に見えましたでしょうか?
今後も若い方の恋人役はもちろん、息子役などもどんどんやっていきたいと思います。

2月も前髪で切腹する役が続きました。「菅原伝授手習鑑」の通し狂言での桜丸。
通しですとご覧になる方もわかりやすかったと存じますが、演じるほうも芝居運びが楽に感じられました

3月はお休み月。一年前、父の亡くなった日は庭の桜が満開でした。命日にはまだ少し早い25日、岡本町の父の家で 一年祭を親しい方々とさせていただきました。少し肌寒い日で、桜もまだ三分咲きでした。
命日の31日には、歌舞伎座で一年祭を催させていただきました。
私は福助、橋之助と素踊りを踊らせていただき、その後鈴木治彦さんの司会で先輩方が父の思い出話を。
最後に父の道成寺の映画を上映いたしました。

5月、4月は東京と京都で父六世中村歌右衛門一年祭追善・二代目中村魁春襲名披露興行がございました。
おかげ様をもちまして両月とも大勢の皆様にお運びいただき、ありがとう存じます。
また大勢の方々が出演くださり、心のこもった口上を仰ってくださったこと、ありがたく思っております。
私および松江改め二代目魁春の舞台……。父はきっと「何やってんだい、なってないね!」と腹を立てていたのではないかと 思いますが、皆様のお陰で華やかな興行となり、親孝行させていただきました。
ちなみに私のお役は、4月「鴛鴦襖恋睦」河津三郎祐安、「壇浦兜軍記」畠山重忠、「本朝廿四考(十種香)」武田勝頼。
5月は「元禄忠臣蔵(御浜御殿綱豊卿)」綱豊卿、本朝廿四考(十種香)」原小文治、「狐と笛吹き」春方 でした。

6月1日は母校青山学院中等部の同窓会で、同期生の堀越くん(団十郎)、井上くん(松助)と三人で「三人吉三(大川端)」を いたしました。久しぶりの女形、苦しい思いをいたしました。
この日は博多を朝早くに立ち、夕方には戻るというスケジュールでしたが、同窓会っていいものですね。
本興行は博多座で、「頼朝の死」の頼家と「車引」の桜丸。父の政子で何度も演じた頼家ですが、昨年に引き続き 富十郎兄さんが政子に出てくださいました。
比較的早くに身体が空きましたので、博多の町の散策も楽しみました。

7、8月と二ヶ月続きのお休みを久しぶりにいただきましたが、どこかに出かけるということもなく、 のんびりとすごしました。

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